時間は早くは進まない

今日は会社でうづくり加工をしました。「うづくり(浮作り)」とは針葉樹の木目を浮かび上がらせる技法で、木目じゃない部分の木を削ってへこませることで、板の模様になっている部分を出っ張らせて浮かび上がらせるやり方です。今日やったのはエイジング加工のためのうづくりなので、見た目だけのためのものですが、本来は何か別の目的もあるのでしょう、きっと。
まるで使い古したような、何年も時間を経てきたような質感の板にするために、電動工具にワイヤーブラシをさし、何時間も板をサンディングします。ランダムに傷をつけるように木端に玄翁で凹凸をつけ、ノミで逆目がたつように傷をつけ、さらにはチェーンソーで製材したときの粗いソーマークがつくように横ずりします。今日は電動工具の振動を抑えるので腕の力を使い切りました。
50年の時を経たような見せ掛けを私の筋力と引き換えに。
蜂ブンブン
注文家具製作の会社に入って一ヶ月が経ちました。
先日、高さ2800mmのドアを作っていまして、木で枠組みを作り中を空洞にする「中空芯構造=フラッシュ」の中身に、ロールコアという蜂の巣みたいな紙の補強材を敷き詰めていたところ、スズメ蜂がとまって巣と勘違いしている様子でした。ここ巣だったっけ?入ろうかどうしようか、という戸惑いの動きをしていたので、中に入られて居座られては困ると思い、細長いベニヤの先でグイグイ押して向うにやると飛び立っていきました。
今日は事務所で昼飯後、イスに座ってうとうとしていると、ブンブンうるさいので顔をあげるとクマンバチが蛍光灯にアタックしてました。蜂が多いな今の季節は、と思いました。
先日、高さ2800mmのドアを作っていまして、木で枠組みを作り中を空洞にする「中空芯構造=フラッシュ」の中身に、ロールコアという蜂の巣みたいな紙の補強材を敷き詰めていたところ、スズメ蜂がとまって巣と勘違いしている様子でした。ここ巣だったっけ?入ろうかどうしようか、という戸惑いの動きをしていたので、中に入られて居座られては困ると思い、細長いベニヤの先でグイグイ押して向うにやると飛び立っていきました。
今日は事務所で昼飯後、イスに座ってうとうとしていると、ブンブンうるさいので顔をあげるとクマンバチが蛍光灯にアタックしてました。蜂が多いな今の季節は、と思いました。
世界をシャッフル

イスタンブールはボスフォラス海を挟んで、西はヨーロッパ側と東はアジア側とに分かれています。そしてヨーロッパ側は旧市街と新市街とに分かれています。モスクが沢山あるのはヨーロッパ側の旧市街で、私たちのホテルはアヤソフィアにほど近い所にありました。トルコに行く前、家でトルコの案内の本を見ていても、ヨーロッパ側とか旧市街とか、ぼんやりと「へ〜なんか分かれてんだ〜」としか思っていませんでしたが、行ってみると身体的に分かります。海で分かれてるんです
旧市街は世界遺産地区に指定されているので、観光の中心なので外国人が多くいます。日本人もけっこういます。新市街は日本の銀座みたいな感じの商業ストリートが長く続いています。ここも観光に来る人も多いですが、ぐっとトルコ人が多い気がしました。アジア側のユスキュダルにも行きましたが、ここはほぼトルコ人でした。カドゥキョイにも行きましたが、ここはアジア側ではかなり大きい街なのではないでしょうか、ヨーロッパ人が多くカフェテラスで食事してました。アジア人はアジア側ではほとんど会わなかったです。
ヨーロッパ側からアジア側には船で渡るのですが、この船が日本でのバスや電車のような感覚で普通にただの交通機関です。ヨーロッパ側からアジア側、旧市街から新市街、アジア側から新市街、旧市街からアジア側と航路が縦横にあり、ひっきりなしに船が走っています。海上の交通機関もさることながら、陸上の交通機関も縦横無尽です。まず、自動車がびゅんびゅん走っている道を歩行者がズンズン信号おかまいなしに横切ります。トラムという路面電車がそこのけそこのけと通り、ドルムシという乗り合いタクシーがオラオラと進みます。タクシーもバスもガンガン走っています。不思議なことに自転車は一切走っていません。
イスタンっ子(最初に出会った日本語ペラペラな旅行店のトルコ人が自分で言ってた)って、みんなこんなに移動してるんでしょうか。麻雀のパイをじゃらじゃらシャッフルするように交通機関がイスタンブールをシャッフルしているようです。
写真はアジア側の始発駅、ハイダルパシャ駅です。イスタンブールの建物はどれも見ごたえありで、ただのアパートでさえ、日本にあれば見所になるような雰囲気で、そこらじゅうに無造作に歴史が放り投げてあります。
イスタンブールの犬

イスタンブールには猫と犬が沢山いて、日なたで寝ていたり道路の間にある花壇で寝ていたりします。大きい犬が多く、ほとんど首輪に繋がれていないので、たまに首輪につながれて散歩させられている犬を見ると違和感を感じるのでした。犬猫にとって天国のような時間が流れていますが、猫は日本でも気ままですが、犬の気ままさ自由さが日本とは違って、もし犬に生まれ変わるならイスタンブールの犬になりたい、と思いました。

そこらじゅうにジャミィが

アジアでもヨーロッパでも中東でもない。イスタンブール、そこは日本語ペラペラなトルコ人がわんさか話しかけてくる、日本語圏だった。バリバリ日本語が通じます。ただ、キリム屋さんや旅行代理店やレストランへと繋がってまして、お金を落とすのを目当てですので、10分くらいお話して少し気が打ち解けても、じゃちょっとぷらぷら遊びに行こう、とはなりません。ちょっとお茶を飲みに行こう、おじさんがキリムの店をやっているのでそこで飲もう、となります。
夜、イスタンブールに到着し、翌朝一番に話しかけてきたトルコ人に付いて行き、旅行代理店でチャイを飲みながらお話し、ボスフォラスクルーズという船のツアーやカッパドキアへの飛行機一泊ツアーなどをすすめられましたが、お茶だけご馳走になり帰ろうとすると、そこにいたお兄さんが自分の店に連れて行くというので付いていくとキリム屋さんで、2階に通してもらいオーナーが現れ、お話しチャイをご馳走になり、一枚一枚オールドキリムを広げて見せてくれ講釈して頂き1時間ほどその店にいて、帰ろうとするとバック屋さんに連れて行ってあげるというので付いていって、バックはお土産に欲しかったので願ったりかなったりでした。ここまで完全に日本語で不便ありませんでした。さすがイスタンブール、世界有数の観光都市です。
一日目にして見事なまでに、旅行者のカモられパターンに乗りましたが、そうやって流されてイスタンブールの商売の仕方を体験しましたし、キリムにも詳しくなりましたし、美味しいチャイもたくさん飲んだし、本当に親切そうな感じもあったし、商売っ気だけのような気もしたし、トルコ人の明るさにも触れたし、幸先良い出だしが切れたのでした。
写真はかの有名なブルーモスク。トルコ語では、スルタンアフメットジャミィと言います。ドーム型の天井からたくさんの鎖が垂れてきて、大きなサークル状の照明を吊り下げています。ヨーロッパ人のグループに写真撮影を頼まれましたので、天井がバックになるように床に寝そべる形でシャッターを押しました。大きなドームの下、何カ国の人間がいたのだろう、と思いました。








