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貧ぼっちゃまは後ろから見るのが乙だね

Posted by 世界旅行 on 09.2012 頭の中の世界旅行 0 comments 0 trackback


 会社に入って4ヶ月、もう色々な特注家具をひとりで作らせてもらっています。写真は下足箱で、他にファミレスにあるドリンクバーとか置いてある台とか、マンションのリノベーションのキッチン台とか壁面収納とか・・・週に一個は特注家具というものを任されるペースになってきました。
私がいるのは、特注家具・店舗什器という種類の家具を作る会社でして、家具業界の商売の中心となっている仕事です。店舗什器というのは、デパートや駅ビルやチェーン店や個人店などの商業施設の、収納やら飾り台(棚板とか)やらレジ台やらカウンターやら柱やら壁の羽目板やら巾木やらetc.を指すようです。
お店は潰れます。そして新しく生まれ変わります。お客が来るように売り場を模様替えします。でも潰れます。
特注家具屋というのは、店が潰れるから商売として成立している業界です。聞いた話ですが、テレビを作る工場で働いている人が、テレビは壊れるように作っていると言っていました。一度売れたらもう売れないでは、業界として永続できません。店舗什器は数年後には壊される運命にある家具です。または数ヵ月後に。
さっき風呂に入っていて気づいたのですが、店舗什器は作られる最初から設置される場所が決まっています。図面で決まっていて、どちらが正面を向き、どちらが壁と接するかが最初から分かります。だからなのかどうなのか、仕上げるのは正面だけで、裏側はベニヤむき出しで、マジックでメモなんか書いてあったりもします。それは個人のマンションのリノベーションでもそうで、高級マンションであれ据付家具というものは見えるところだけキレイだと言って間違いないでしょう。「おぼっちゃま君」の貧ぼっちゃまは後ろ側はむき出しでケツ丸見えですが、特注家具の後ろ側は、納品して取り付けする場にいる人しか見ませんからむき出しのままで、材料費も労務費もかけずに、安く抑えることは商売として当たり前のことです。やっぱり家具とはおもえないんだよな~と、思ってきましたが、さっき風呂に入っててはっきり分かりましたが、店舗什器(特注家具)は家具ではありません。什器です。「家具」とは置く場所も見る方向も買った人の自由で、どこから見ても恥ずかしくなく仕上げてあるものなのだと、さっき風呂に入っていて分かりました。やっぱり風呂は偉大です。
そして数年後に壊される運命にないもの、100年先の存在を夢見られているものが木で作られる家具なのだと思います。もちろん私とハニーはそういう家具を作っていきますが、家具業界で生きていけるタフネスさも必要だとわかっています。だから私は今の会社が好きです。


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家具を作って売り家庭を築きハニーと子供を作り育てあと50年は生きるつもりです。

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